監督・脚本:ティエリー・クリファ
脚本:クリストファー・トンプソン
出演:パトリック・ブリュエル/ナタリー・バイ/ジェラルディン・ペラス/アヌーク・グランベール
2003/フランス
原題:Une vie a t'attendre
アレックスは弟ジュリアン、親友カミーユとパリでレストランを開いている。40歳を迎えるアレックスには若い恋人クレールがおり結婚を考えていた。
そんな時、昔の恋人ジャンヌと12年ぶりに出会って、彼の古い恋心はよみがえってくる。
フレンチポップスの有名なパトリック・ブリュエルが主演。ナタリーバイと若手女優ジェラルディン・ペラスがパトリック・ブリュエルを奪い合うというなんともうらやましいというか、嫉妬してしまう。
『8人の女たち』の女優ミカエル・コーエンが出演しているのだけど、最初の病院のベッドで寝ているとき、まるで死にいく人みたいで…結局は元気だったのだけど、前半でこのインパクトがすごかった。
男の視点としてはうらやましい存在のアレックスだが、打算もなく本能のままに行動する様はちょっとうらやましい。パリのレストランの経営者という立場も、若い恋人も捨てて、一時でも過去の女性と過ごすなんて行動はそう取れるものでもない。
とはいえそれが認められるとは思えないけど。
それでもクレールは受け入れてくれるから素敵。失うことは簡単だけど、本当に彼を愛しているが故に、彼女は受け入れようとしているのです。
映画の中盤、アレックスとジャンヌがイタリアでの旅の中でジャンヌが2人の歌と称して、歌った歌はどんな意味の曲なんだろう。エンドロールでも聴けたのだけど、あの曲の内容がすごく気になる。
この映画に出てくる人物は自分の本能を第一に行動しているのは日本人としては興味深い。なにかと調和を主張しがちな日本人だけれど、時には本能で行動する必要がある気がする。思ったことを言わないなんてよくありそうだし。
変に捻った展開でもなく、とっつきにくいと思ってフランス映画を敬遠している人に勧められると思います。一見すると落ち着いた雰囲気さえ感じたのだけど、話の中身は愛情にそして情熱に満ちています。それらを丹念に描いた作品だと思います。