2007年05月01日

硫黄島2部作

DVDも発売されていますが、映画館で2本立てで上映されていたので、観にいってきました。
最初は『硫黄島からの手紙』次に『父親たちの星条旗』。

戦争映画を観たのは『シン・レッド・ライン』以来でしたが、爆撃・銃撃シーンを見ると、いつも緊張します。
映画であることをわかっているにも関わらず、なぜ緊張するのだろう。

『硫黄島からの手紙』はハリウッド作品ですが、実にしっかりとした日本映画でした。
感情移入のしやすさという点でも、『硫黄島からの手紙』の方がみやすかったです。

『父親たちの星条旗』はアメリカ側の事情を描いていて、戦争の費用を捻出するために戦場の兵士を使ったキャンペーンの実情と、国内と戦場のギャップに苦しむ兵士の苦悩する姿を映し出していました。

クリーント・イーストウッドは2部作とすることで、偏りをなくし、2つの視点(主観と客観)を持つことの重要性を説いています。機会があれば劇場で、もしくはDVDで続けてみることをお勧めします。

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2006年03月07日

ついでに最近の近況でも

相変わらず映画を見てます。2月~3月に観たの作品を羅列。
『三年身篭る』
『単騎、千里を走る』
『博士の愛した数式』
『欲望』
『僕と未来とブエノスアイレス』

ご覧のとおり邦画付いています。『僕と未来と~』以外全て邦画です。
興行的な話は抜きにして、観たいと思える作品の中にこれだけ邦画が入ってきたことに驚くと同時に嬉しく感じています。

ちなみに高倉健を観たくて『単騎、~』を観てきましたが、万人受けは難しいだろうなぁ。

2006年03月06日

いつの間にかアメリカのアカデミー賞が

発表されてた。

Yahoo!ムービー - 第78回アカデミー賞特集

まぁ放置状態のこんな所でアレコレ言うことはないですけどね。
今年は社会派な作品が並んでいた関係で色々あったみたいです。

アカデミー賞厳戒、候補に問題作ズラリ(nikkansports.com)

んで、人種差別を扱った『クラッシュ』作品賞を受賞。『ブローク・バック・マウンテン』のアン・リー監督が監督賞という結果に。

アン・リー監督は時代は違いますが『楽園をください』でアメリカの南北戦争について、戦争に参加した若者の視点で当時のアメリカの考え方や若者の友情などを描いていましたが、アジア人監督ながらアメリカの思想に対して鋭く迫っているように思います。
他にも『アイス・ストーム』も舞台はアメリカですね。

その一方で『グリーン・デスティニー』を作っているかと思えば、『ハルク』も作っていたりします。こうしてみると幅広く活躍されているように感じますね。

アカデミー賞の受賞ということで、評価が高まりそう。過去の作品に対しても注目が集まりそうですね。

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2004年12月24日

やっぱり戻します

firefoxで見たらレイアウトがえらいことになってたので、2列に戻します。
ついでにスパムコメントも削除。

2004年07月22日

レイアウト変更

スタイルシートやmainのテンプレートをいじってレイアウトを変更してみました。
3カラム(3列)になって、幅が必要なレイアウトになってしまいましたが、その辺はご了承を。

それから左上には僕のおすすめの映画を特集して配置するようにしました。現在は『ぼくセザール10歳半1m39cm』。コメントにもありますが、今年僕が観た中では最も楽しくて、上映後の拍手が一番盛大で長く続いた作品でした。
メジャータイトルではありませんが、たくさんの人に見て欲しいということで取り上げています。ぜひご覧ください。

2004年07月03日

マーロン・ブランドが死去

マーロン・ブランド氏=「ゴッドファーザー」の米俳優
なんだかこんな話ばかりで嫌だなぁ。

『波止場』でのアカデミー賞というのもすごいけど、やはり『ゴッドファーザー』での彼の名演は特筆すべきものがあると思います。映画が好きならこの映画を一度でも観るべきだ。

現在、デジタルリマスター版が東劇で上映中。予定では7/16まで上映中で、以後Part2の上映が決まっている。くしくも哀悼上映という形になってしまうけど、やはり映画館で観るべき作品だと思うので機会があれば是非。

The Godfather/ゴッドファーザー デジタル・リマスター版(松竹)


2004年06月29日

撮影監督の篠田昇さんの死去

撮影監督・篠田昇さんが死去(CINEMA TOPICS ONLINE)

23日のニュースから。
仕事中にこのニュースを見て愕然としました。
まだ、52歳。撮影監督としてこれからもたくさんの映画を作っていこうというところなのに。

僕にとって篠田昇さんは、『四月物語』で初めて知りました。
空気感とか雰囲気が良い映画で好きな映画の一つなのですが、その空気感を作り上げているのが照明の中村裕樹さんと、撮影の篠田昇さんでした。

この作品以降、彼の仕事はだいたい気がつくようになりました。
特に岩井組では完成されたチームワークを見せていましたし、撮影:篠田昇として岩井ワールドの重要な要素として確立していました。

映画にスタッフレベルではまった最初の人が篠田昇さんでした。それだけ僕にとって印象に残る作り手の人。ご冥福を祈ります。

篠田昇撮影監督の通夜に…(nikkansports)

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2004年06月20日

あなたを待つ人生

監督・脚本:ティエリー・クリファ
脚本:クリストファー・トンプソン
出演:パトリック・ブリュエル/ナタリー・バイ/ジェラルディン・ペラス/アヌーク・グランベール
2003/フランス
原題:Une vie a t'attendre

アレックスは弟ジュリアン、親友カミーユとパリでレストランを開いている。40歳を迎えるアレックスには若い恋人クレールがおり結婚を考えていた。
そんな時、昔の恋人ジャンヌと12年ぶりに出会って、彼の古い恋心はよみがえってくる。

フレンチポップスの有名なパトリック・ブリュエルが主演。ナタリーバイと若手女優ジェラルディン・ペラスがパトリック・ブリュエルを奪い合うというなんともうらやましいというか、嫉妬してしまう。

『8人の女たち』の女優ミカエル・コーエンが出演しているのだけど、最初の病院のベッドで寝ているとき、まるで死にいく人みたいで…結局は元気だったのだけど、前半でこのインパクトがすごかった。

男の視点としてはうらやましい存在のアレックスだが、打算もなく本能のままに行動する様はちょっとうらやましい。パリのレストランの経営者という立場も、若い恋人も捨てて、一時でも過去の女性と過ごすなんて行動はそう取れるものでもない。
とはいえそれが認められるとは思えないけど。
それでもクレールは受け入れてくれるから素敵。失うことは簡単だけど、本当に彼を愛しているが故に、彼女は受け入れようとしているのです。

映画の中盤、アレックスとジャンヌがイタリアでの旅の中でジャンヌが2人の歌と称して、歌った歌はどんな意味の曲なんだろう。エンドロールでも聴けたのだけど、あの曲の内容がすごく気になる。

この映画に出てくる人物は自分の本能を第一に行動しているのは日本人としては興味深い。なにかと調和を主張しがちな日本人だけれど、時には本能で行動する必要がある気がする。思ったことを言わないなんてよくありそうだし。

変に捻った展開でもなく、とっつきにくいと思ってフランス映画を敬遠している人に勧められると思います。一見すると落ち着いた雰囲気さえ感じたのだけど、話の中身は愛情にそして情熱に満ちています。それらを丹念に描いた作品だと思います。

2004年06月19日

みんな誰かの愛しい人(仮題:LOOK AT ME)

監督・脚本・出演:アニエス・ジャウィ
脚本・出演:ジャン=ピエール・バクリ
出演:マリルー・ベリ/ローラン・グレヴィル
2003/フランス
原題:Comme une image

作家のエティエンヌは小説が映画化されるほどの著名な作家。年頃の娘や再婚した妻を気にしながら、文筆以外の仕事に追われていた。娘のロリータは演劇をやりながらもオペラ歌手の道も考えたり、恋に悩む日々を送っている。一方、売れない作家ピエールとそれを支える歌の教師シルヴィアは、いつか売れる作家になる夢を抱えつつも自分の才能に不安も感じていた。

アニエス・ジャヴィとバクリのコンビが送るヒューマンコメディ。ジャヴィもバクリももちろん出演。バクリ演じる作家の娘役にはこれがデビュー作のマリルー・ベリ。

話が楽しい映画は観ていて本当に楽しい。やっぱり映画は話が組上がってないと、良いものはできないと思う。コメディならなおさらだ。
日本語の字幕だけでも見ていて楽しいのだから、フランス語の会話はもっと楽しいことになっていると思う。全てを字幕にすることは無理。こういう時にフランス語や文化を知っていればなぁと思う。

話の軸はエティエンヌとロリータの父娘。ロリータはコンプレックスの塊みたいで、いつも自分の体型のことや、父親のことを気にしている。一方父親は、本が書けない状態にイライラして、娘や若妻につらく当たってしまう。
お互い、相手のことを気にしつつも、すれ違ってばっかりで気持ちを通い合わせることができない。だけど、そこから生まれる皮肉や冗談はどこか哀しいけど、観ているぼくらは可笑しい。

自分勝手に生きるのは簡単だけど、人の気持ちを理解するのは難しい。それでもほんの少し歩み寄れば、相手との気持ちの距離が近づくのかもしれない。冗談が言い合えるならその壁は決して高くないのだから。

ぼくセザール10歳半1m39cm

監督:リシャール・ベリ
脚本:エリック・アスス/リシャール・ベリ
出演:ジュール・シトリュク/ジョセフィーヌ・ベリ/マボ・クヤテ/アンナ・カリーナ
2003/フランス
原題:Moi Cesar 10 ans 1/2 1m39

10歳半のセザールは少し太めだけで甘いものに目がない少し太めの男の子。学校一の美女サラが好きだけど、スタイルも勉強もできる親友のモルガンもサラのことが好きらしい。ある日モルガンが父親を探しにロンドンへいくことに。小さな3人の大きな冒険の旅が始まった。

セザールは『バティニョールおじさん』に出演したジュール・シトリュク。大きくなって貫禄が出てます。監督は8月15日で主演の1人を演じたリシャール・ベリで、サラ役のジョセフィーヌ・ベリはリシャール・ベリの娘です。

前半はセザールを中心とした出来事から周囲の状況をおもしろ楽しく理解しつつ、後半は3人のロンドンでの悪戦苦闘ぶりが楽しく描かれている。終始幸せな気持ちで見られる映画は、思わず人に勧めたくなる。

大人というカテゴリーと子供というカテゴリーに分けてしまいがちだが、子供も大人も人間であることは変わりなく、時に大人は偉ぶりたがるけど、子供は案外冷静にそんな大人を見ているんじゃないだろうか。
見おろしてばかりでなく時には子供の視点で、話してみよう。誰にも1m39cmの時代があったのだから。そんな気分になりました。

ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション
ぼくセザール10歳半 1m39cm スペシャル・エディション

2004/06/19 パシフィコ横浜