監督・脚本:宮崎 駿
声優:松田 洋治/石田 ゆり子/田中 裕子/小林 薫
北の果てに住むエミシ一族を、突然、タタリ神が襲う。アシタカは村を守るため、タタリ神に矢を放つ。しかしその時、アシタカの腕に死の呪いがかけられてしまう。その夜、アシタカは村の巫女のお告げにより、西の果てのシシ神の森に旅立つ。いくつかの村と戦を越えてシシ神の森に辿り着いたアシタカは、そこで犬神の一族と、サンという少女に出会う。
ジブリの映像美がとても素晴らしい!細部にまで丁寧に仕上げられています。久石譲の音楽もとてもいい。なんだかこの映画はすごいな。多くのことを取り扱いながら、よくまとめられている。ただそれは、逆にただ扱っただけ、問題提起をしただけにすぎないという感もある。確かにこの先、自然と人間との関係は重要なテーマである。その解決策は、具体的には未だないのが現実なのだろう。
それと、アシタカとサンについて。愛する人の心を開いていく姿は、まさに恋愛ドラマのよう。これをこの映画の中でやってしまうのは宮崎駿のすごさではないだろうか。
2人の姿を通して、これから先の自然と人間の関わり合いにおける人間のすべきことが、見えてくるのかもしれない。
1997/07/17 フジサワ中央