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1997年10月 アーカイブ

1997年10月01日

フィフスエレメント

監督・脚本:リュック・ベッソン
衣装:ジャンポール・ゴルチエ
出演:ブルース・ウィリス/ゲイリー・オールドマン/ミラ・ジョボビッチ/クリス・タッカー

1914年。エジプトのナイル河近くの寺院に宇宙で最高の知能を持つモンドシャワ人が降り立った。彼らは、火、水、土、風の4つの要素を表す石を持ち去り、一つの予言を残した。「300年後、悪が地球を滅ぼしにやってくる」と…
それから300年後の23世紀。コーベンは元軍人のタクシードライバー。ある日、運転中に車の屋根を突き破って、1人の少女が飛び込んできた!彼女の美しさに一目ぼれしたコーベンだが、実は彼女は地球の危機を救う至高の存在だった。
その時宇宙では、邪悪な生命体が地球に向かっていて…

グラン・ブルー、レオン、で人気のリュック・ベッソン最新作。なんでも16才の頃に作り始めた話だとか。
テンポがすごく良くて、DJ役のクリス・タッカーがいいテンポを作り出していて緊張感漂うアクションシーンにおいて良いアクセントになっていてとても楽しい。
実はとてもちゃんとしたテーマがあるのかもしれないけど、とりあえずそんなことは抜きにして純粋に23世紀の世界の姿とエリック・セラの音楽と人と人の愛の姿を堪能してください。

1997/10/01 フジサワ中央

1997年10月30日

愛する

監督・脚本:熊井 啓
原作:遠藤 周作
出演:酒井 美紀/渡部 篤郎/岸田 今日子/小林 桂樹

クリスマスの日に出会った森田ミツと吉岡努。2人は出会ったその日に一夜を共にする。それ以降ミツは吉岡と付き合いだすのだが、吉岡は人の良すぎるミツをうっとおしく思うようになる。しかし彼女のやさしさに触れる内に吉岡は心を開いていく。そんなある日、ミツの右腕に赤いアザが浮き出ていて…

遠藤周作の「わたしが・棄てた・女」からの映画化。館内のほとんどが年配の人だった。日活の作品だったからかな。それとも原作のファンか。
テーマは「愛」と「ハンセン病」。愛する人への思いを捨て切れないミツの姿が、とてもいとおしく思える。ハンセン病についての説明するシーンが多いのは、仕方がないことか。でもその辺りの事情を知らない僕には助かったけど。
なんか展開に雑な気がするところもあったけど、やっぱりラストには涙がこぼれてしまいました。愛し、愛される人生は美しいな…

1997/10/30 横浜オスカー

1997年10月31日

東京日和

監督:竹中 直人
原作:荒木 陽子+経惟
脚本:岩松 了
出演:中山 美穂/竹中 直人/松 たか子/田口 トモロウ/三浦 友和

フリーカメラマンの島津巳喜男は、妻ヨーコとマンションで2人暮らし。ある晩、巳喜男の昔の同僚がやってくるが、ヨーコは以前、「水谷」を「谷口」と間違えたことを気にして出てこない。その日からヨーコの奇妙な行動が始まる。3日間帰ってこなかったり、飛蚊症になってしまったり、近所の男の子に「おばあちゃん」と呼ばれたり、その男の子に女の子の服を着せたり。そんなヨーコを巳喜男は、ただ見つめるしかなかった。
7月7日、それは2人の結婚記念日。巳喜男は新婚旅行で行った柳川に行くことを計画する…

荒木経惟の原作を竹中直人が監督。この映画の鍵は中山美穂。つかみどころがなく、この世にいる者ではない感じのヨーコを好演。そんなヨーコを巳喜男は愛して大事にするけど、ヨーコに「あんまりみないで欲しいの、私のこと」といわれてしまう。この言葉の意味する事はもしかして巳喜男にとってものすごいショックなことではないだろうか。
それでも巳喜男の被写体はほとんどヨーコなのは変わらない。必ず「ヨーコ」と呼びかけて振り向かせ、ファインダー越しに彼女を見ている。ファインダー越しの彼女はより美しい存在に思えてくる。特に舟に乗っているシーンが僕は好き。おだやかで素敵なシーンだった。
この映画にはいろんな人がチョイ役で出ているから、チェックして観てみるのもおもしろい。ちなみに松たか子ってメガネかけてもいい女だった。

1997/10/31 川崎国際劇場

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