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1998年02月 アーカイブ

1998年02月03日

CURE

監督・脚本:黒沢 清
出演:役所 広司/うじきつよし/萩原 聖人

ある時、連続殺人事件が発生する。被害者は皆、首筋をX字に切り裂かれていた。犯人はそれぞれ逮捕されるが、動機がはっきりしない。事件に疑問をもった刑事の高部は、精神科医の佐久間と共に事件の捜査を始める。
しかし、高部は精神病を患っている妻の面倒に疲れ始めていた。さらに、捜査の進まないことにも、苛立っていた。そんな時、ある男が捜査上に浮かび上がる。犯人は皆、その男に会った後、
犯行に及んでいたのだ。男の名は間宮。高部は間宮の秘密を探り始める。

間宮役の萩原聖人がとても不気味。人間の正常と異常は、常に隣り合わせだ。人間は自分の感情すらコントロールできない愚かな動物だ。堕ちていく高部の精神。ラストに不適に笑う高部の姿がとても怖い。あなたは間宮の言葉の前に、正常でいられるでしょうか…

1997/12/17 横浜シネマリン

1998年02月10日

月とキャベツ

監督・脚本:篠原 哲雄
脚本:真柴 あずき
原作:鶴間 香
出演:山崎 まさよし/真田 麻垂美/ダンカン/鶴見 辰吾

人気バンドのヴォーカリストの花火はバンドの解散後、都会を離れ、田舎町でキャベツを育てて生活している。彼は、音楽への自信を失い、心を閉ざしてしまっていたのだ。ある夏の日、花火の前に不思議な少女、”ヒバナ”が現れる。しつこくつきまとうヒバナに、花火はうっとうしく感じていたが、ヒバナの明るさに触れるうちに心を開いていく。ヒバナのダンスに刺激を受けて、花火は曲を作り始める。

花火がしだいにヒバナを受け入れていく姿を、淡々と描いているのが、僕は好きです。人と人が、こんな風に距離を縮めるのはたぶん理想だと思う。この映画の出演者はみんな”目”がすごくいい。特にヒバナの目を観ていると引き込まれてしまいそう。窓の向こうに輝く月が、とてもきれいでした。花火の姿を自分に重ねると、なんだか勇気が出てきます。

1998/02/10 池袋ACT-SEIGEI THEATER

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