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1998年12月 アーカイブ

1998年12月08日

かさぶた

監督・脚本:アボルファズル・ジャリリ
出演:ホセイン・サキ/ゼイナブ・バルバンディ/ナビ・ジャリリアン

文字の読めないハメッドは、反政府的なチラシを配ったとして逮捕されてしまい、少年院に送られる。少年院には年長者の”室長”や他の少年達、厳しい看守が。ハメッドは、厳しい訓練や作業、読み書きの授業に食事という共同生活を通して、他の少年との友情を感じ、自分の存在を感じていく。

出演者は、実際に少年院に収容されている少年達。ドキュメンタリーのようなストーリー(ドキュ・ドラマというらしい)で、少年院という社会の中で暮らす子供達が、厳しい訓練の中にも生き生きとした表情を見せる。
なんとも言えない難しい表情をしているハメッド君はもしかしたら監督ジャリリの分身なのかもしれない。鉄柵越しの太陽の光が時にやさしく、時に厳しく、少年達を照らしています。

1998/12/08 銀座シネ・ラ・セット

1998年12月14日

七本のキャンドル

監督・脚本:アボルファズル・ジャリリ
出演:メヒディ・アサディ/アスガル・ゴルモハマッデ/ホセイン・マルミ/モフセン・バナヒ

テヘランに出稼ぎに来ているシュアン。そこへ原因不明の全身麻痺にかかってしまった妹のバルトを連れ、父がやって来る。妹の病気を治すため、シュアンと父は様々な人々に会い、いろいろな治療法を試すが、治る気配がない。それでもシュアンは病気が治ることを神に祈り、治療法を探し続ける。

子供が主人公というのはイラン映画の特徴。「かさぶた」のハメッド同様、微妙な表情をしているシュアン。でも、妹の病気のためにがんばる姿は、父親よりも頼もしい。それに、シュアンにひそかな思いを寄せるマスメがとてもかわいい。バルトの見つめる先には、きっとお兄ちゃんのがんばる姿が映っているだろう。

1998/12/14 銀座シネ・ラ・セット

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