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1999年05月 アーカイブ

1999年05月01日

ライフ・イズ・ビューティフル

監督・脚本:ロベルト・ベニーニ
出演:ロベルト・ベニーニ/ニコレッタ・ブラスキ/ジョルジオ・カンターニ
1998/イタリア

1943年のイタリア。ある街に本屋の開業を夢見るグイドは、友人と共に、叔父を頼りにやって来る。到着早々グイドは、街の小学校教師のドーラに恋をするが、彼女には役人の婚約者がいた。婚約パーティーで事実を知り、唖然とするグイドだったが、パーティーの途中でドーラを奪還。2人はめでたく結ばれる。
数年後、念願の本屋を開業させたグイドは妻と息子に囲まれ、幸せな生活を築いていた。しかし、周囲ではユダヤ人排除の動きが活発になり、遂にはグイド達も強制収容所に入れられてしまう。

この映画は面白いー。特に前半。館内で笑わなかった人はいなかったんじゃないかな。後半は子供に、強制収容所での出来事をゲームであるかのように見せ、子供を必死に守る父親の奮闘ぶりに、胸が打たれます。
しかもその子供がとてもかわいい。それに上手い。でも結局はベニーニが全部持っていってしまうんだけどね。
ただ、僕ら日本人には計り知れないことが実際に起こっていたわけで、笑ってばかりではいられません。
それでも、ユダヤ人強制収容という重いテーマを扱いながら、コメディータッチで作り、カンヌ、アカデミー等、たくさんの映画祭で賞賛を受けたロベルト・ベニーニの魅力をたっぷりと観ることができます。

1999/05/01 厚木シネマミロード

1999年05月05日

シン・レッド・ライン

監督・脚本:テレンス・マリック
出演:ショーン・ベン/ジム・カヴィーゼル/ベン・チャップリン/エイドリアン・ブロディ

1942年、ガタルカナル島。米軍C中隊は、日本軍の攻撃を警戒しつつ、うっそうと生い茂るジャングルへと進軍していく。ところが、最前線の兵の犠牲が増すにつれ、C中隊隊長は進軍に戸惑う。しかし、C中隊の進軍は進み、遂には日本軍の一拠点を攻め落とす。わずかな休息後、さらにジャングルの奥へと進軍するが…

ガダルカナル島での日本軍と米軍との争いを描いた小説を、テレンス・マリックが20年ぶりにメガホンを握り、撮った作品。戦争がテーマだけど、主役はやはり人間。戦争という「死」と隣り合わせの状況の中で、人は何を考え前進していくのか。美しい自然を織り交ぜながら話は淡々と展開していきます。
ただ、ちらちらとシーンが変わりすぎてしまってなんだかよくわからなってしまった。こちらが着いていけないのも問題なのかもしれないけど…
挿入するシーンはたぶん兵士達が考えていることを表しているんだろうと思うのだけど。戦争中でも思うことは恋人のことや家族のことなんだよなぁ。きっと。
この雄大な自然の中では、人間も所詮は動物に過ぎないという気がしたのはなんでだろう。生い茂った草原の中に身を潜まる人の姿が、そう感じさせたのかもしれない。

1999/05/05 藤沢キネマ88

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