監督:本広 克行
原作:児島 雄一
脚本:岡田 恵和
出演:金城 武/深津 絵里/安藤 政信/池内 博之/渡辺 謙/浜田 雅功
2000/日本
ある日の午後。閉店間際のコスモ銀行に銃を持った3人組が突入。金を奪うため支店長と警備員を人質に金庫に向かうリーダーの保だったが手違いで金を奪えず2人を金庫室に閉じ込めてしまい失敗。あっという間に警察に取り囲まれてしまう。
銀行のロビーにいた者を人質にした保達だったが、その中に国際テロリストが居て事態はエスカレートしてしまう。
映画「踊る大捜査線」の本広監督の最新作。脚本はTV「ビーチボーイズ」等を手掛けた岡田恵和。基ネタはお笑いグループジョビジョバの作品です。
豪華なキャストの中でぼくが惹かれるのは渡辺謙。彼が出ているから観に行ったようなもの。あやしい雰囲気。きたえられた肉体。あぁ~かっこいいなぁ。
緊張感あふれるシーンと笑いをうまく組み合わされていてリズムがよくとても観やすい印象。それに細部にまで凝った作りがこだわりを感じさせる。あっさりと1回観ただけでも十分楽しめるし。2回観ても新たな発見があったりして幅広い層に支持されそう。
特に1人を中心に描かれているのではなく登場人物1人1人にストーリー、見所がある。こういうのってなかなかいい。感情移入しやすいし、より”仲間”を感じさせてくれる。
この”仲間”ともうひとつ、このおもしろおかしい映画にテーマがある。それは”親子”だ。テロリストが人間らしく娘に会いに日本に帰ってきてたり、離婚寸前の夫婦にも子供がいる。けっこうさりげない感じだけれど親子の大切さを描いている点がこの映画の良い所だと思う。
ただ最後がなんかさ。脚本岡田、出演深津絵里で「彼女たちの時代」を思い出した。でもまぁこの終わり方は悪くないんだけどさ。
彼らが探していた楽園。果たしてそれは見つかったのだろうか。そしてぼくらは楽園を見つけることができるのだろうか・・・。
2000/4/23 伊勢佐木町東映1