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2000年06月 アーカイブ

2000年06月24日

ミッション・インポッシブル2

監督:ジョン・ウー
脚本:ロバート・タウン
出演:トム・クルーズ/ダグレイ・スコット/サンディ・ニュートン/ヴィング・レイムス
2000/アメリカ

休暇中にロッククライミングを楽しむイーサン・ハント。頂上にたどり着いたまさにその時、ヘリコプターからサングラスが落とされる。ハントがそれをかけると男の声が流れ出す。「おはようハント君・・・。」
今回のミッションは元IMFのショーンがロシア人医学博士から奪った殺人ウィルス「キメラ」とその治療薬「ベレロフォーン」を取り戻すこと。ハントはショーンの元恋人ナイアを相棒にこの「不可能な作戦」に挑む。

前作の公開が1996年。それから4年後、20世紀最後の年にこの続編「M:I-2」が公開。今回はジョン・ウーを監督に迎え前作とはまた違った「M:I」となった。
やはり「M:I」といえばトム・クルーズでしょう。今作もそうとう気合入ってます。なんとほとんどのアクションシーンを自ら演じているというではありませんか。これはマジで驚きました。あのロッククライミングも、90%はトム自身だってさ。まぁたしかにその方がカメラ割が自由にきくし、リアルでドキドキ感の溢れたシーンになるんだけど・・・。スタッフ大変だったろうなぁ。ケガされたら困るもんなぁ。
そう今回はアクションシーンが沢山ある。カーチェイスにバイクチェイス。もちろん派手な銃撃戦もある。ジョン・ウー監督だからなのかどうかはわかりませんがこれはそうとうすごい。これでもかっていうくらい続くので、館内のちっちゃい子から「もうイヤダー」と泣く声が。まぁ冷静に観たら普通のアクション映画と同じだと思うんだけど、前作、ハントは銃を持つことがなかった。それだけに「前作とは違うんだぞ」という雰囲気はとても感じられた。
それと忘れてならないのがヒロイン「ナイア」を演じる、サンディ・ニュートン。『シャンドライの恋』ではかわいい印象の女性だったが、こちらでは髪を降ろしてキレイでセクシーな女泥棒だ。ハントと出会うシーンでの彼女はそうとう魅力的で、男ならココで彼女の虜でしょう。
しかーし。終盤、彼女の存在が弱くなってしまうのはなぜ?
前半、ハントとナイアが恋に落ちたり、ショーンとの三角関係など良い展開だった。ところが終盤、特にナイアのタイムリミットが迫っているはずなのにそのことが観ているぼくに伝わらない。崖から自殺しようと立ち尽くす彼女の姿だけではわかりづらいよ。同時進行のハントのバイクチェイスが目立つからさー。タイムリミットが迫っている雰囲気が少しは欲しかった。
どうやら全体的にトムだけの映画になってしまったようだ。確かに悪役のダグレイ・スコットも存在感はあったし、前作も出演したヴィング・レイムスもいた。でもアクションシーンになれば主役が目立つのは当たり前なんだよね。ド派手なアクションも捨て難いところだがぼくはハントのCOOLな判断力と行動力が好きだ。だから前半1時間ちょっとの間はとてもおもしろかった。しかし終盤は・・・。う~ん。
どうやら今回、ぼくはハントに裏切られたようだ。

2000/6/24 藤沢オデオン座

2000年06月28日

太陽はぼくの瞳

監督・脚本:マジッド・マジディ
出演:ホセイン・マージゥーブ/モフセン・ラマザーニ
1999/イラン

モハマドはテヘランの盲学校に通う8歳の少年。母親を5年前に亡くして今は学校の寮に入っていた。学校が夏休みに入り子供達は家族の元に帰ることに。しかしモハマドの父親はなかなか来ず、1人ベンチに残されたままだった。その間、モハマドは木の上から落ちた鳥の雛を見つける。わずかな音を頼りに手探りで雛を巣に戻すモハマド。自然と一つになる時、彼の心は癒されるのであった。
そして遂に父親がやって来るのだが・・・。

ぼく自身2度目となるマジディ監督作品。 前作『運動靴と赤い金魚』同様海外で高い評価 を受けているようです。
イラン映画といえばなんといっても子供達の生き生きとした表情でしょう。目が見えなくとも元気いっぱいに走るモハマドやその姉妹の姿、その背景に映る色とりどりの花々や緑豊な自然がスクリーンの向こうで輝いています。
モハマド少年の笑顔も良いけどその姉や妹の笑顔が本当にカワイイんだよぉ。やさしさに満ちているっていうかとても自然で好きだなぁ。
耳で周囲の音を感じるモハマドの聞こえる音をちょっと強調していて、観ているぼくらもモハマドが聞いている音を共有できるような作りにとても好感を持てます。
手と耳でものを感じるモハマド。神様に触れて(感じて)心の内をすべて語りたいと話す姿がとても印象的だった。彼にとってちょっとひどい事件があった後だっただけにその言葉に胸を打たれました。
そしてこの映画のキーパーソン(?)、モハマドの父。いやぁ全くしょうがない奴なんだよ。だけど彼の気持ちもわからなくはないんだけどさぁ。そりゃあんまりだよあんた。あんまり詳しく書くとネタばれになってしまうので辞めときます。モハマドも大変だろうけど大人も大変なんだよってことなのでしょう。
神秘的なラストがこの感動的な物語をさらに印象付ける、気持ちの良い映画です。

2000/6/28 関内アカデミー劇場

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