監督:落合 節朗
原作・脚本:真保 裕一
脚本:長谷川 康夫/飯田 健三郎
出演:織田 裕二/松嶋 菜々子/石黒 賢/吹越 満/佐藤 浩市
2000/日本
日本最大のダム、新潟奥遠和ダム。ダム付近のスキー場で遭難者を見つけたダム運転員の富樫と吉岡は救助に向かった。しかし救助の途中で猛吹雪「ホワイトアウト」に遭ってしまい、富樫は無事だったものの吉岡は命を落としてしまう。
2ヶ月後。吉岡の婚約者千晶は吉岡の愛した奥遠和の地に向かう。
また同じ頃、テロ集団「赤い月」がダム襲撃の準備を着々と進めていた・・・。
織田裕二主演作。監督はTVで織田と組んだ事が多い落合節朗。代表作は「振り返れば奴がいる」とか。映画の監督は初めてだそうです。だから織田と石黒・・・
その映画初監督というところがこの映画のネックかもしれない。TVドラマ出身だけに映画もTVドラマの様に撮っていたのだろうか・・・。ちょっとこの映画に関してはそれはもったいない。中途半端になってしまった感がある。せっかく久々の日本の娯楽映画なのにおもしろくない。いや全然おもしろくないわけではないですが・・・でもね~本当にもったいない。
例えば織田裕二への過剰とも言えるカッコよくみせよう演出。アップ多用。これはどーいうこと?彼のプロモーションビデオなの?
映画でしょ。これ。
引きの画を使って、状況を教えてくれよ。あれじゃ本当に「ホワイトアウト」に会ったのか疑問だし、恐さも感じられなかった
織田本人が演じている事をアピールしたかったのかもしれないが、ぼくは逆に「ホワイトアウト」を疑わしく思ってしまい、結局この映画を疑ってしまった。
それと彼のキャラクター。無口=カッコイイはおかしいって!なんでなの。緊張したシーンが続く中、彼の無口さが余計緊張感を誘う。少しは緩和を取り入れてほしい。独り言でも彼に喋らせるだけで少しは和らぐと思うのだが。
まだあります。織田と松嶋の顔がちょっとキレイすぎ。たしかに松嶋菜々子はキレイだけど、冬山に数十分いたら顔も少しは汚くなるはずだ。でも菜々子が銃をブッ放す所はちょっと面白かったりしたので、許しましょう(笑)
でもまぁ日本の娯楽映画としてはまぁまぁというか及第点はあげます。佐藤浩市や吹越満、警察署長の中村嘉葎雄などけっこうがんばっていた方もいるし。でもこれではTVの2時間ドラマとほとんど変わらない作品だ。というかTVドラマです。
ぜったいにもっとおもしろくできたはず。できるはず。
今後はこういう作品はなかなか見られないような気がするので、ここらで日本の娯楽作をチェックしてみるのも良いかなぁ。
2000/8/27 フジサワ中央