監督・脚本・出演:アニエス・ジャウィ
脚本・出演:ジャン=ピエール・バクリ
出演:マリルー・ベリ/ローラン・グレヴィル
2003/フランス
原題:Comme une image
作家のエティエンヌは小説が映画化されるほどの著名な作家。年頃の娘や再婚した妻を気にしながら、文筆以外の仕事に追われていた。娘のロリータは演劇をやりながらもオペラ歌手の道も考えたり、恋に悩む日々を送っている。一方、売れない作家ピエールとそれを支える歌の教師シルヴィアは、いつか売れる作家になる夢を抱えつつも自分の才能に不安も感じていた。
アニエス・ジャヴィとバクリのコンビが送るヒューマンコメディ。ジャヴィもバクリももちろん出演。バクリ演じる作家の娘役にはこれがデビュー作のマリルー・ベリ。
話が楽しい映画は観ていて本当に楽しい。やっぱり映画は話が組上がってないと、良いものはできないと思う。コメディならなおさらだ。
日本語の字幕だけでも見ていて楽しいのだから、フランス語の会話はもっと楽しいことになっていると思う。全てを字幕にすることは無理。こういう時にフランス語や文化を知っていればなぁと思う。
話の軸はエティエンヌとロリータの父娘。ロリータはコンプレックスの塊みたいで、いつも自分の体型のことや、父親のことを気にしている。一方父親は、本が書けない状態にイライラして、娘や若妻につらく当たってしまう。
お互い、相手のことを気にしつつも、すれ違ってばっかりで気持ちを通い合わせることができない。だけど、そこから生まれる皮肉や冗談はどこか哀しいけど、観ているぼくらは可笑しい。
自分勝手に生きるのは簡単だけど、人の気持ちを理解するのは難しい。それでもほんの少し歩み寄れば、相手との気持ちの距離が近づくのかもしれない。冗談が言い合えるならその壁は決して高くないのだから。